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Vol.162
大きければいいわけじゃない!?防災備蓄用の水、おすすめのサイズは?

地震や台風などの災害時に命綱となるのが水。非常時のために水を備蓄している方は多いですが、水のサイズについて迷ったことはないでしょうか。市販されている水は、一般的に500ミリリットルと2リットルの2種類。一体どちらの方が備蓄用に適しているのか、いろいろな視点から見ていきましょう。
1日3リットル×1週間分の備蓄を推奨
防災用の水は、飲料用と調理用として「1日3リットルを人数分」準備するのが基本です。最低でも3日分、できれば1週間分を備蓄することが推奨されていますが、1週間だと1人分でも21リットル、4人家族ともなれば84リットルとかなりの量に。
500ミリリットルのペットボトルで備蓄するとものすごい本数になってしまうため、大量に備蓄する人ほど2リットル入りを選ぶ傾向にあるようです。
また、一般的に大容量のものの方が安価になるという理由で2リットル入りを選んでいる人も。
SNS上には「500ミリリットル入りを大量に備えるよりも収納スペースを取らない」「ゴミをたくさん出したくない」という声もあがっていました。
持ち運びを考えると500ミリリットルが便利?
一方で、500ミリリットル入りを支持する人も少なくありません。理由としては「外出するときに、子どもや高齢者が2リットルを持ち運ぶのは厳しそう」といった声や、「2リットルだと飲み切るまでに時間がかかるから雑菌が心配」などの声が寄せられています。
「2リットルを7割、500ミリリットルを3割」など、ミックスして備えている人も多いようです。「2リットルは備蓄用として、500ミリリットルは備蓄用兼普段使い用」というように、使い分けているケースも。
2リットルを多めに備蓄する人がほとんどですが、「お金と収納場所さえあれば500ミリリットルを多くしたい」というのが理想のようですね。

紙コップや空のペットボトルを用意する工夫も
水だけを備蓄するのではなく、SNSには「口をつけて飲まなくていいように紙コップも常備してるよ」「水をもらうときのために、空のペットボトルもストックしてる」といった工夫の声も寄せられていました。

必要な水の量や使い方は家庭によってさまざま。コスパや利便性、収納スペースなどを総合的に考えて、各家庭でベストな方法で備えるのがよいでしょう。
まとめ
さいごに2リットル、500ミリリットルを備蓄した場合の、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
2リットル
メリット
◇コストが良く、大量備蓄に適している
◇省スペースで保管できる
◇ゴミの量を抑えられる
デメリット
◇重くて持ち出しにくい
◇飲み切るまで、衛生面で不安
◇一度開くと大量に消費する必要がある
500ミリリットル
メリット
◇コンパクトで、持ち運びやすい
◇飲みきりやすく衛生的
◇普段使いと備蓄を兼用できる
デメリット
◇コストが割高
◇大量備蓄時に収納スペースが必要
◇ゴミの量が増える
これを機に、ぜひご自宅の備蓄用の水について再チェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE 編集部
監修:SAIBOU PARK
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