Vol.166

女性必見!防災バッグは完璧?◯割が忘れる「必需品」とは?

避難所で下着がない状況は、想像以上に精神的な負担になります。

下着メーカーが説く、災害時の女性特有の課題

大阪府河内長野市に本社を置く女性下着専門メーカー株式会社HEAVEN Japanは、女性たちの下着への関心を高める情報発信を行っている中で、「防災と下着」についての活動啓発にも力を入れています。今回は、同社の広報担当である梅井さんに、「防災と下着について」お話を伺いました。

防災バッグに下着を準備してる人はわずか16%!?

2024年 株式会社HEAVEN Japan実施 お客様アンケート調査(対象:女性934人)より

アンケート結果から、防災バッグを準備している人は全体の約半数にとどまり、さらにその中でも35%の人が下着を入れていないことが分かりました。
防災バッグに下着を準備してる人はたった16%という衝撃の結果。全体の84%もの人が、防災バッグを準備していないか、準備はしていても下着を入れていない状況だったのです。

防災バッグを常備していない、下着を入れていない理由について、「下着を用意するという発想がなかった」「このアンケートで気づくことができました」といった回答がたくさんありました。
防災バッグを常備している人であっても、下着の準備までは意識が及んでいないようです。

この調査結果は、私たちの防災への備えに関して、「下着」という重要な項目が見落とされがちだという課題を浮き彫りにしています。

きっかけは社員の実体験から

防災下着の啓発活動を始めたきっかけを教えてください。

同社が防災下着の啓発活動を始めたきっかけは、ある社員の経験だった。旅行先で就寝中に地震に遭遇した際、ナイトブラを着用していたことで迅速な避難行動をとれることに気づいたという。
もしノーブラだったら、すぐに避難できなかったかもしれません。大事に至らなかったからこそ、気づけた視点でした。

すぐに届けられない、支援物資としての難しさ

能登半島地震の際に気がついた課題とは?

地震発生後、私達も支援物資の提供を呼びかけましたが、下着の支援は約1ヶ月ほど経ってから、現地入りするボランティアの方々を通して実現しました。当然、食料や水などの支援が最優先される中、下着は優先順位が低くなりがちです。でも実際には、多くの方が困っていらっしゃる。個人の方から「下着がなくて困っています」というお問い合わせもいただきました。それに加え、女性の下着はサイズが豊富なことにも、支援の難しさがあります。

東日本大震災の被災者からも、断水が続く中で下着を洗濯できない不安や、避難所での着替えの困難さについて声が寄せられたという。

防災下着の選び方のポイント

どのような下着を防災用に備えておくべき?

◇過度な装飾のないシンプルなデザイン
◇締め付けがない、普段使い慣れたもの
◇乾きやすいもの
◇おりものシートやナプキンや、衛生用品もあると尚よい

レースなど過度な装飾がなく、締め付けの少ないものを選んでください。ナイトブラなどワイヤー無しのものならコンパクトに防災バッグに入れられて、日中も寝る時も着用できます。また、新品を買うのではなく、普段使っている下着を買い替えのタイミングで防災バッグに入れることをお勧めしています。使い慣れたものの方が、避難生活では快適に過ごせますから。

提供:株式会社HEAVEN Japan

避難所生活では、防犯面での配慮も必要です。また、洗濯ネットを用意しておけば、袋そのまま洗濯や干すことができ人の目も気になりません。他にも、サラダスピナーを使うと簡単に脱水できて楽ちん!と、便利な裏ワザも教えていただきました。

まずは防災意識を高めるきっかけ作りから

防災意識向上のための取り組みとして、学校での下着教育や、ポップアップショップでの防災コーナーの設置を進めています。お客様アンケート調査を行ったり、SNSなどを通じていろんな方のお声を聞いていきながら、下着メーカーという視点で防災に関する情報発信を引き続きしていきたいと考えています。

心の安定につながる「備え」

まずは防災バッグに下着をプラスして。

下着という特性上、なかなか気軽に誰かに欲しいって言えるものはないですし、誰かに借りられるものではないです。衛生的にももちろんですが、備えていれば、精神的に支えられるんじゃないかってすごく感じています。
2、3枚でいいんです。それを用意しておくことで、いざという時の心の安定につながることをぜひ知ってほしいです。

生活品の中でも特に下着のようなプライベートなアイテムは、非常時における精神的な支えとなります。 防災バッグの中身を見直すときは、ぜひ下着のことも忘れずに用意しましょう。 自分に合った、清潔な下着があるってわかっているだけで、災害時に心の安定を保つ大切な備えとなるはずです。

聞き手・文:SAIBOU PARK編集部
監修:SAIBOU PARK

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取材先紹介

梅井 佑希子 株式会社HEVEN Japan 広報担当

Yukiko Umei

株式会社HEAVEN Japan(コーポレートサイト)

一人ひとりの女性の心と体に寄り添う下着を提案する女性下着専門メーカー。

オンラインショップの他、大阪・東京2ヶ所に自社サロンを持ち、全国各地でPOP UPショップを展開している。

自社HPやSNS、POP UPショップを通じて「防災と下着」の啓発活動を行い、防災下着の備えの大切さを伝えている。

 

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