Vol.55

あってよかった!断水対策に備えたい身近な8つのマストアイテム

断水が起きる理由

いくつかある原因のうち影響が広く出るのは、自然災害による配水管の破損です。台風では川の水が溢れて水道管が壊れたり破裂することで、地域一帯への水道提供ができなくなる状態に。地震の場合は、揺れや地盤が動くことによって地中の水道管が破裂する場合も。

また浄水処理場の停電も原因の一つ。浄水処理場が台風や地震で停電すると、給水機能が停止する場合があります。水源から汲み上げた水を、導水管や用水路などの施設に供給する取水施設での停電も同様です。

より小さなスケールでは、大雨や揺れによって建物内の配水管が破損する場合も。このように断水になる原因はさまざま。台風や地震が頻繁に発生する日本は、じつは断水のリスクが非常に高い環境であることが分かります。

防災士おすすめ断水対策グッズ

今もし水道が止まったら、何日間そのまま暮らせるでしょうか。水道が使えない状況でも、復旧までの期間を生き延びられるよう生活をシミュレーションしながら備えましょう。過去の断水時に「あってよかった」という声が多かったアイテムを一覧にまとめました。

あってよかった防災士からのアドバイス
備蓄水最低限「1日ひとり3リットル」を3日分。
ローリングストックで使う習慣にしておくと◎。
非常用トイレ断水・停電どちらでも欠かせない必須アイテム。
いつものトイレが使用できると精神的にも助かる。
給水タンクできれば大きなものがあると良い。
重くなるので、運搬用キャリーの用意も忘れずに。
調理不要の食べ物レトルト食品やお菓子など。
停電の場合は冷蔵庫にある食品から食べきる。
ウェットティッシュ全身の清拭や清掃にも使える。
100均の赤ちゃん用お尻ふきが便利。
水のいらないシャンプー頭皮の皮脂汚れは清拭だけではスッキリさせにくい。
使用感を確かめるために、一度お試しで使ってみて。
マウスウォッシュ歯磨きがしづらい環境でのオーラルケアに。
高齢者や小さな子どもでも使いやすいものを。
食品用ラップ食事前に、お皿やお碗をくるんで。
水洗いが必要な洗い物がグッと減るはず。

飲料水だけじゃ足りない

非常食の一部として、備蓄できる水を用意している方も少なくないはず。ところが断水時に困るのは飲料用や調理用の水だけではありません。とくに台風による大雨や、河川の氾濫による浸水被害を受けたところでは、台風一過後の汚れた土砂の清掃が待っています。入浴や洗濯だけでなく、生きていくための環境整備の清掃にも、水は欠かせません。

1日ひとり3リットルを最低限の原則として、普段から多めの水を用意しておくこと。断水した地域に送られる給水車を頼りにするときも、できれば大きめの給水袋を用意すると安心です。給水袋がない場合は、大きめのゴミ袋を2重にしてリュックサックに入れると臨時の代用品として活躍。スーツケースであれば、体に負担をかけることなく持ち運びもできます。

断水時のトイレ使用はNG

非常用トイレを用意しておけば、水が流せなくても、ご自宅のお手洗いで用を足すことができます。消臭・抗菌効果の強い専用のアイテムを備蓄しておきましょう。

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断水が起きていたり、水道管がダメージを受けるような災害が起きた場合は、すべてのトイレが使用できません。汲みおいた水で、無理やりトイレを流すのはNG。自宅のトイレが無事そうに見えても、流した先で配管が破損していて逆流したり、集合住宅では下階の部屋から汚水が溢れてしまうことがあるからです。

送電線の断線や計画停電のように「電気が止まっただけ」であれば、トイレを使用することができます。一般的な水洗トイレは、水を流すことに電力を使っていないからです。

ただし、近ごろ人気のタンクレストイレ(直結した水道水を流すタイプの、貯水タンクを併設していないトイレ)は注意が必要です。このタイプのトイレは、排水のために電磁弁を使っているので、停電すると水が流せません。とはいえ各メーカーは、停電時でも排水できるためにレバー等を便器の裏側に設置しているので、ご自宅のトイレの停電時の使い方を平時に一度チェックしておきましょう。

お風呂対策の正解は100均で

断水による影響の中でも、非常に困るのが入浴できないこと。とくに台風による断水被害が出やすい夏場は困りますよね。水のいらないシャンプーや、汗拭き用のボディシートを用意しておきましょう。

とくにおすすめなのは、100円ショップでも販売されている、赤ちゃん用のお尻ふき(最近では介護需要などから大人用の体ふきも販売されています)。アルコールなど肌への刺激になる成分が入っておらず、水分がたっぷり含まれていて、シートも大判で丈夫に作られているからです。災害時に限らず、アウトドアシーンでも重宝するアイテムなので常備しておくと良いでしょう。

冠水時には逆流に注意

家屋への浸水を逃れたとしても、油断は禁物。河川の氾濫や大雨による冠水が発生した時には、配水管を逆流して家の中に汚水が流れ込んでくる場合があります。逆流を防ぐために、排水口や排水トラップには水のうを設置しておくと安心です。

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まとめ:「まさか」を信じないで

これまで線状降水帯は日本の南方で発生しやすいとされていました。ところが2022年8月、青森県や山形県をはじめとする東北・北陸地方で線状降水帯が発生し、甚大な被害を出しました。現代の科学をもってしても、自然の脅威には勝てないのです。

日本に住んでいる限り、自然災害はどこで起きてもおかしくありません。ただし、備えさえすれば、被害を防いだり小さくすることができるのです。「まさか自分の住んでいる穏やかな地域が」と思わず、日頃から万全の備えを整えておきましょう。

執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士

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