Vol.147
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熱中症特別警戒アラートが運用開始!季節の変わり目こそ念入りな対策を
これまでの「熱中症警戒アラート」は継続
熱中症による救急搬送は毎年数万人を超え、死亡者数は過去5年平均で1,000人を超える高い水準で推移しています。
これまで環境省と気象庁は、温度や湿度などをもとに推計した「暑さ指数」の予測値が33以上になった場合に「熱中症警戒アラート」を発表することで、熱中症による健康被害への警戒を呼びかけてきました。
新たなワンランク上の特別警戒情報
環境省は、さらに警戒レベルを高めた情報「熱中症特別警戒アラート」を発表する運用を2024年4月24日から新しくスタートします(先述の熱中症警戒アラートも同日から運用開始)。
それぞれの都道府県内に設けられた、すべての観測地点で翌日の予想暑さ指数が35以上おになった場合に発表されます。広域で過去に例のない危険な暑さとなり、健康に重大な被害が生じるおそれがあるとして、自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ることを呼びかけます。
学校長や経営者、イベント主催者などの管理者には、すべての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は運動・外出・イベントなどの中止、延期、リモートワークなどへの形態変更の判断を呼びかけます。
私たちの適切な行動は
自ら涼しい環境で過ごすことを心がけ、適切にエアコンを利用したり、水分・塩分を補給したりすることが熱中症予防になります。
とくに春から夏へ切り替わる季節は、高温に対する身体の調節機能がまだ追いつかず、体は暑さに慣れていない状態です。暑さに慣れた真夏ほどは熱の放散がうまくできず、熱中症のリスクが高いため、より一層の警戒が必要です。
まとめ:熱中症は誰にでも起こる
近年は過去に例のないほど高い気温になることが多く、普段から屋外で活動している健康な成人でも「人生で初めて熱中症になって驚いた」という人が続出するほどです。少しずつ暑さに体を慣らすために、適度な運動や入浴で耐性をつけるとともに、暑い日は対策を徹底することで命を守りましょう。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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