Vol.154
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梅雨のトラッキング火災に注意!原因と予防策は
雨の季節は火の用心?!
各地の梅雨入りが話題になる季節。大雨による被害が報じられる一方で、雨の季節は火事が増える季節でもあります。空気が乾燥する冬場に発生する火事は、暖房器具や調理器具などの熱源が火元になることが多いといわれています。一方で梅雨どきの火事は、家電製品など電気を使用する場面で多く発生しています。
湿ったホコリが出火元に
原因は、差しっぱなしのコンセントとプラグの間に溜まったホコリ。このモコモコに積もったホコリが空気中の湿気を吸い込むことで、プラグが濡れ雑巾で巻かれているような状態になってしまうのです。その結果、梅雨どきになるとプラグの両刃間で漏電が起こり、ホコリに引火したり、コンセントの周辺が焦げ付いたり、火災を引き起こします。
普段の掃除にプラスひと手間
冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンなど、電源プラグを差しっぱなしにして利用する家電製品はとくに要注意。湿気が気になり始めた今の季節こそ、プラグまわりにホコリが溜まっていないかチェックしましょう。複数のプラグを差し込んでいる電源タップや、冷蔵庫や洗濯機など動かしづらい大型家電の裏側にある電源プラグは、念入りにお掃除を。以下のチェックリストをご活用ください。
□ 電源プラグ周辺にホコリが溜まっていないか
□ 棚の裏側など見えない電源プラグを放置していないか
□ コンセントを大量にさして許容電力を超えていないか
□ 過度なタコ足配線をしていないか
□ 電源コードを束ねて使っていないか
□ 古い電源タップや延長コードを使用していないか
□ 使っていないコンセントにはキャップをしているか
まとめ:夏場も消火器のご用意を
自宅での火災は思いがけず発生するものです。まさかこんなところが火の元に……と後悔することのないよう、梅雨がきたら改めてコンセント周辺の掃除を徹底しましょう。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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