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Vol.126
チェックイン後すぐ確認!安全な休暇を叶える必見テクニック
旅先での被災を想定して
災害はどこで巻き込まれるか分かりません。ご自宅での備えが万全という方でさえ、住みなれた地元を離れれば、丸腰の状態になってしまいます。お出かけ先では、いつも生活している場所では起こらない自然災害・事故が発生することも。旅行前にリサーチを済ませ、最低限の備えを整えておきたいものです。
道にある標識を無視しないで
お出かけ先では、道路沿いの防災標識に注意を向けてみましょう。これらの図記号は、その土地にどんな危険があるか、もしものときはどこに逃げたら良いのかを教えてくれます。旅先でのドライブや散歩中に見つけたら、ほんの少しの時間でも良いので気に留めておきましょう。
避難所は旅行客も使用できますが、基本的には地元住民が優先。また、避難してきた人たちが自ら協力しあって運営するのが避難所です。ゲスト感覚を捨てて、積極的に周囲の方を助ける姿勢を大切にしましょう。
また、海が近いエリアへのお出かけ時にかならず意識してほしいのが、津波避難タワーの所在地。津波による被害が想定され、かつ近くの安全な高台などへの避難が難しいとされる地域に設置される、一時的な緊急避難用の施設です(2021年4月までに全国で502棟が設置済み)。
チェックインしたら
旅先のホテルや旅館などにチェックインしたら、すぐに避難経路を確認しておきましょう。廊下のどちら側に非常階段があるか、だけでも入室時に見ておくことをおすすめします。避難経路図は消防法で設置が義務付けられているため、廊下や客室の見やすい場所に掲示されています。さらに部屋から一番近くの消火器、AEDの位置も把握しておくと安心です。
持ち物にひと工夫
旅先でのケガや病気に備えて、かならず健康保険証を携行しましょう。持病がある方はお薬手帳を用意し、常備薬を多めに持っていくと安心です。お出かけ先でケガをしたり病気になることも。クレジットカードの付帯保険の適用条件を確認したり、短期の旅行保険に入っておくことが大切です。
旅行中の情報収集に欠かせないスマートフォン。充電が切れないよう、モバイルバッテリーの持ち歩きは必須です。日中に使用したモバイルバッテリーは、就寝時などに再び充電、もしくは電池を交換しましょう。また電子マネーの利用が多い方は、旅行には現金を多めに持ち歩くことをおすすめします。
逃げ場を確認して
山や海や川の近くへのお出かけなら、かならず事前にハザードマップを確認しましょう。宿泊を予定している施設や、アクティビティを計画しているエリアには、どんな災害リスクがあるでしょうか。宿泊施設の非常口をチェックするだけでなく、もしものとき逃げ込む行き先として複数の避難所をリサーチしておきましょう。複数の逃げ場を用意しておくのは、避難ルートが経たれたり、避難所自体が利用できなくなるなどのトラブルが想定されるからです。
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まとめ:安全に楽しい休暇を
いつもの暮らしを離れるお出かけでは、非日常を満喫したいものです。より安心して楽しい時間を過ごせるよう、ほんの少しだけでも防災に意識を向けてみませんか。旅行先の悪天候や噴火情報など警戒すべき情報が発令されているなら、日程や行き先を検討し直すのが正しい判断です。ちょっとしたリサーチや準備ひとつで、もしものときの行動が変わるはずです。
執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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