Vol.160
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運転中に地震発生!車のドアはロックNG?正しい対処法を解説

いつ起こるかわからないのが自然災害。もしもの災害に備えて、日頃から対策方法を確認しておくことが重要ですよね。避難場所の確認や防災用品などの対策はしている人も多いかもしれませんが、車に乗っているときの対応については熟知してない人も多いはず。
そこで今回は、運転中に災害に遭遇した場合の対処法についておさらいしていきましょう。
運転中に地震!基本の対処法をおさらい
運転中に地震が起こった場合に注意したいのが、急に車を停車しないこと。意外に感じるかもしれませんが、後ろを走っている車が地震発生に気づいていない場合、急ブレーキを踏むと事故につながる可能性があります。

まずは落ち着いて周囲の状況を確認しながら、ハザードランプで注意喚起をしましょう。そしてスピードをゆっくりと落とし、道路の左側に寄せて車を停止させるのが基本の対応です。
停止した後は、あわてて外に飛び出さないことが大切。地震での落下物や後続車との接触などの危険があるため、揺れが収まるまでは車内で待機します。待機中はカーラジオやスマートフォンなどで地震情報や交通情報をチェックし、地震の規模や周囲の状況を把握しておきましょう。
無理に運転を続けるのは危険?
地震の揺れが収まった後に引き続き運転をする場合は、道路の破損や信号の動作停止がないか、周囲の状況に十分注意して運転する必要があります。高架の倒壊や火災などの二次災害に巻き込まれることもあるため、無理に運転を続けることは避けてください。
車を置いて避難することになった場合には、後続車や緊急車両の通行の妨げにならないよう、可能なかぎり道路の外に車を移動させましょう。移動できずに道路上に置いて行かざるを得ない場合は、道路の左側に寄せて駐車し、窓を閉めてエンジンを止めておきます。

重要なのは「ドアロックとキー」の対処法
ここで重要なのが、キーは付けたままか車内の目立つ場所に置いておくこと。さらにドアもロックしないのが鉄則です。これは、緊急車両や救援車両の通行の妨げになった場合に移動させる必要があるため。
もし車を移動された場合でも、車検証を持って外に出ておくと所有確認が後日スムーズにおこなえるので安心です。
大切なのは、パニックにならないこと。いざという時に慌てることなく冷静に行動できるよう、対処法をしっかりと覚えておきましょう。

車のドアをロックしない理由と正しい対処法まとめ
ロックしてはいけない理由:
◇緊急車両の通行を妨げる車を移動させる必要が生じる可能性がある
◇レッカー移動が必要になった場合の対応が遅れる
◇救助・救援活動の妨げになる
◇道路啓開作業(がれきの撤去や道路の復旧)の際に支障となる
◇後日、自治体等が車両を移動する必要が生じた場合の対応が困難になる
正しい対処法:
キーは以下のいずれかの方法で残す
⚫︎エンジンキーはつけたまま
⚫︎車内の目立つ場所に置く
避難時の手順
⚫︎窓を完全に閉める
⚫︎エンジンを停止する
⚫︎ドアをロックしない
⚫︎車検証を必ず持ち出す(所有者確認用)
⚫︎可能な限り道路外に駐車
⚫︎やむを得ない場合は道路左側に寄せて駐車
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE 編集部
監修:SAIBOU PARK
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