Vol.150
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ほっこり穏やかな暮らしづくり。秋の夜長に整える自宅の備えガイド
秋物アウターを出したら自宅の備えも衣替え
洋服の衣替えをするように、自宅の防災備蓄も季節ごとにアレンジが必要です。突然の大雪で買い出しに行きづらくなってしまったり、もしも暖房器具が故障してしまったら……。数日だけでも、暖かく自宅で過ごすための用意はできていますか? 大地震のような激しい災害に限らず、防災グッズや非常食は思いがけず役立つ場面が多くあるもの。秋冬シーズンの防災は「ほっこり&あったかい」をキーワードに、自宅の備えを見直しましょう。
夏の終わりの防災備蓄チェックポイント
まずは使い捨てカイロを用意しましょう。寒さをしのぎ、体温を上げるのに役立ちます。体温を逃さないために、ブランケット類の用意も欠かせません。軽量でコンパクトなアルミのものでも、より温かく敷きマットとしても重宝する毛布でも構いません。もしものとき避難所等では毛布を支給してもらえることも考えられますが、普段から使い慣れたものが良いという場合は、やはり自前で用意しておくのが吉。
肌の乾燥が気になる季節なので、リップクリームや保湿クリームなど普段から使っている衛生用品がある場合は、これらも追加すると良いでしょう。感染症対策に使うマスクや除菌グッズも欠かせません。いつも使っているものは災害時にも役に立つ、という感覚を持っておくことが大切です。
自宅に備えておきたいものとしては、体温を上げるのに欠かせない非常食。とくに野菜たっぷりの温かいスープなどは温めて食べると、気持ちまでホッとさせてくれます。そんな温かい食事を作るカセットコンロに使うガスボンベも、少し多めに用意できると安心です。また空気が乾燥するため、秋冬は火災のリスクが高まります。とっさの消火活動ができるよう、かならずキッチンやリビングに住宅用消火器を用意しておきましょう。衣類は普段から冬季に着ているものがあれば、特別なものを用意する必要はありません(スペースの許す範囲で持ち出し袋に羽織物などを入れておいても構いません)。
まとめ:冬の暮らしをイメージしながら整える
暖かく過ごせるもの、ほっこり気分になれるもの。そんなテーマを頭の片隅に、お手元の防災グッズを改めてチェックしてみましょう。洋服の衣替えをするタイミングで、同時に防災の備えを見直す季節のルーティンにしてもいいかもしれません。本格的な寒さが訪れる前に用意を整えて、寒い季節を安心・安全に乗り切りましょう。
執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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