Vol.152
- ライフスタイル
- 実家の防災対策は断捨離への近道!家族を守る3つのポイント
Vol.75
実家の防災対策は断捨離への近道!家族を守る3つのポイント
家族が集まるタイミングは、もしもの備えを確認する絶好のチャンス。新しい1年の健康と安全を祈ると同時に、それぞれの家庭がきちんと備えられているか、確認しあってみませんか。
①防災目線で部屋を見渡して
まずは寝室の家具が安全な配置かどうか確認を。就寝中の地震で家具が倒れても、眠っている家族の上に倒れたり、出口を塞ぐことがない配置になっていないでしょうか。また土砂災害を想定し、寝る場所が山の斜面側に位置していないことも確認しましょう。
つぎに、家具と家電の固定状況をチェック。大きなタンスや食器棚はもちろん、冷蔵庫や電子レンジ、トースターなども揺れで飛び出してくる危険性があります。しっかりと固定されていることを確認しましょう。
そして避難経路の確認を。キッチンや浴室や居間で被災しても、出口までの通路は確保できていますか。落下したり倒れることで、通路を塞ぐようなものがないか確認を。
あわせて読みたい:
年末の大掃除で防災対策!災害に強い部屋づくり16のポイント
②避難先と連絡手段を共有
離れて暮らす家族は、もしものとき、どこへ避難するかご存知ですか? 家族といっしょにハザードマップを見るのは大変有効な防災対策です。たった1分程度で調べられるので、ぜひ家の周辺情報を検索してみて。また携帯電話が使えなくなったとき、どうやって連絡を取り合うか事前に決めておくと安心です。
あわせて読みたい:
住所検索で危険度チェック!かんたんハザードマップ使いこなし術
③防災グッズの備蓄を確認
ローリングストックは賞味期限の把握・管理が必要。実家の備えとしては、より手間のかからない非常食のセットを用意すると安心です。SAIBOU PARKの非常食では、料理のバリエーションが幅広く5年の長期保存ができる「非常食3日間満足セット」が人気です。
また、停電や断水でトイレが使えなくなる災害が多発していることを鑑み、十分な量の非常用トイレを備蓄することを推奨します。これがあれば水を使わずに、いつも使っているトイレで用を足すことができます。
ソフト面でのサポートも必須
各自治体や町内会では、あらかじめ災害発生時の対応マニュアルを決めています。もしものとき、家族は誰を頼りにすればいいのか、どんな行動を起こせばいいのか、どうやって連絡を取り合うか。ご近所や地域との繋がりを再確認しながら、もしもの瞬間をシミュレーションしてみてください。
「防災」は断捨離のカギ
掃除や片付けを手伝おうにも、長い年月をかけて溜め込んだ思い出の品々は、なかなか手放せないもの。そんなときは「災害があったとき、安心して暮らせるように」といった防災を意識した言葉を、家族みんなで共有しながら少しずつ整理をはじめてみましょう。
もう不要だから、邪魔だから。
というネガティブな理由では手放せなかった物も、前向きな理由があれば、手放す勇気を持つ機会になるものです。
まとめ:まずは気づきの共有を
短い時間で断捨離を終わらせるのは至難のわざ。家族を大切に思う気持ちを共有しながら、少しでも安全に暮らしてもらうための環境づくりとして片付けをスタートしてみましょう。一気に整えるのは難しくても、「今のままでは危ない」という気づきを共有することが最初の一歩になるものです。
執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
あわせて読みたい:
キッチンに防災対策を!暮らしを守る7つの約束
あわせて読みたい:
防災士が厳選!非常持ち出し袋の、本当に必要な中身リストと詰め方のコツ
新着記事
Vol.151
目次
URLをコピーしました。
Pick Up注目の記事
編集部がピックアップ!
すぐに読みたい旬の記事