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Vol.189
【防災POP UPレポート】サイボウパーク オンラインからリアルへ
サイボウパークは、「みせたい防災」をコンセプトにした、防災のオンラインセレクトショップです。
非常時だけでなく普段の暮らしで使えて、日々の生活で使いたくなるデザインと実用性を備えたアイテムを提案しています。
2025年は、その思いをリアルな場で届ける機会として、3つのポップアップに関わりました。
8月は伊勢丹新宿店 (株式会社三越伊勢丹)、9月は新宿駅構内ビームス ニューズ(株式会社ビームス)が企画・セレクトした防災POPUP、そして11月は福岡岩田屋本店(株式会社岩田屋三越)。
立地やお客様層が異なる3つの会場で、防災をどう伝えるかを改めて考える一年になりました。
目次
お客様と一緒に考える、防災の備え
どの会場でも共通していたのは、立ち止まり、じっくり話し込むお客様の姿です。「防災のポップアップって珍しいですね」という声から会話が始まることも多く、関心の高さが伝わってきます。
「トイレの備えはどれくらい必要?」「今の備蓄に何を足すべき?」
私たちが一方的に説明するだけでなく、お客様と一緒に現在の備えを確認していくような時間。普段はなかなか話すことのないお客様と、防災についてじっくり言葉を交わせる時間は、とても貴重な体験となりました。
「これ、防災グッズなんですか?」という驚き
会期中、何度も聞かれたのが「えっ、これって防災グッズなんですか?」という言葉でした。
日常の暮らしから使えることを前提にセレクトしたアイテムは、防災グッズに対するイメージと少し違って見えるようです。おしゃれで、実用的で、暮らしになじむ。その”防災らしくない佇まい“が、関心を呼んでいます。
サイボウパークのコンセプトを丁寧にお話しすると、多くの方が深く共感してくださいます。そして、ギフトとして選ばれる場面が多かったのも印象的でした。

伊勢丹新宿店|上質な空間で、じっくり選ぶ防災
サイボウパークは、三越伊勢丹オンラインストアにもストア展開しています。今回のポップアップでは、実物を手に取っていただけることで、商品の特長や使い方が伝わりやすくなりました。
【伊勢丹新宿店×SAIBOU PARK】 詳しい記事はこちら
サイズや質感を確かめながら、「これなら普段も使いたい」「家族分はどう揃えよう」など、防災を暮らしの延長として考える視点が自然に生まれています。
会期は約1か月と長かったこともあり、再来店されるお客様も。一般のお客様に加え、企業の防災担当者の方が立ち寄る場面もあり、家庭用から企業用まで、具体的な備えについて会話が広がりました。


ビームスによる防災POPUP|デザインがひらく防災の入口
ファッションやライフスタイルを提案する観点から“日常に溶け込む防災”をテーマに、ビームスが考える防災の形を体現する商品ラインナップを展開。ストア全体からデザイン性の高さがまず印象に残ります。
その中のピックアップアイテムとして、サイボウパークの商品たちが並びました。
新宿駅構内ということもあり、若い世代のお客様が多かったことも特徴的でした。


防災の入口は、必ずしも危機意識から始まるものではありません。デザインや日常性といった身近な要素が、防災への関心をひらく。ビームスのポップアップは、そんな可能性を感じさせる空間でした。
岩田屋本店|暮らしに寄り添う、防災という選択肢
岩田屋では、「暮らしに寄り添う新しい防災スタイル」をテーマに、サイボウパークのオリジナル商品や人気アイテムが並びました。

実際に手に取れることで、「家に置いても違和感がない」「このセットは、充実した内容だね」という声が多く聞かれます。
そして、大人気だった防災ホイッスル。防災が”備え”としてだけでなく、誰かを思う”ギフト”として選ばれていく。「かわいい!」と手に取ってもらえることが、そのまま日々の備えにつながる。理想的な形です。
POP UPとオンライン、それぞれの役割
ポップアップでは、高額なアイテムや多機能アイテムを、お話ししながらじっくりと見て触れてもらうことができます。オリジナル商品のクオリティの高さを、実物を通して感じてもらえる。これは大きな収穫でした。
ポップアップストアは、会話を通して不安を解消し、納得してもらう場所。一方、オンラインには、重たい防災グッズを自宅に届けられるという大きな強みがあります。
実際にポップアップで体験し、後日ネットで購入するというお客様も多く見られました。リアルとオンライン、どちらか一方ではなく、お互いがうまく融合した形となりました。

進化し続ける、「みせたい防災」
防災をどう見せ、どう伝えるか。2025年のポップアップストアは、新しい提案となりました。
さまざまな驚きがあり、会話が生まれ、納得につながる。そんな積み重ねが、防災を少しずつ身近なものにしていきます。
サイボウパークの「みせたい防災」は、まだ進化の途中です。これからも、日々の暮らしに寄り添い、防災の新しいカタチを提案していきます。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
監修:SAIBOU PARK/防災士
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