Vol.152
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【永久保存版】天気予報のモヤモヤが一瞬でスッキリする、雨と風の早見表
天気予報で「それってつまり?」な経験ありますよね
よくテレビやラジオで見聞きする「1時間に30ミリ以上の雨が」とか「風速20メートルの風が」といった表現。補足的に、激しい・非常に激しい・何年に1回の……といった表現が使われることは多いものの、異常気象がニューノーマルになりつつある今日、天気予報には災害を警告するコトバが溢れかえっています。
気象庁や自治体から発信される警戒情報、避難情報に従うことは大前提ですが、目の前の災害を「正しく恐れる」ために、雨量や風速の目安を知っておくことは欠かせません。もし台風や大雨の予報が出たときには、この表をサッと見返して、どの程度の影響が予想されるのかシミュレーションしましょう。
永久保存版!雨と風の早見表
1時間雨量(mm) | 雨の強さ | 周囲の様子 |
---|---|---|
10〜20未満 | やや強い雨 ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる。 道路に水たまりができる。 |
20〜30未満 | 強い雨 どしゃ降り | 傘をさしてもぬれる。 車のワイパーを速くしても前が見づらい。 |
30〜50未満 | 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る | 道路が川のようになる。 車での高速走行時、ブレーキが効かなくなる。 |
50〜80未満 | 非常に激しい雨 滝のように降り続く | 傘はまったく役に立たない。 水しぶきで、あたり一面が白っぽくなる。 車の運転は危険。 |
80以上〜 | 猛烈な雨 圧迫感や恐怖感がある | 同上 |
平均風速(m/s) | 風の強さ | 周囲の様子 |
---|---|---|
10〜15未満 | やや強い風 | 風に向かって歩きにくい。 傘がさせない。 |
15〜20未満 | 強い風 | 風で転倒する人もいる。 電線が鳴り、看板などが外れ始める。 高速運転中、横風に流される感覚が強まる。 |
20〜30未満 | 非常に強い風 | 何かにつかまらないと立っていられない。 屋根瓦が飛散したりプレハブ小屋が転倒する。 通常の速度で運転するのは困難。 |
30以上〜 | 猛烈な風 | 屋外での行動は極めて危険。 樹木が倒れ、トラックは横転する。 |
まとめ:こまめな情報収集と冷静な判断が命を守ります
台風や大雨でいちばん危険なのは「これぐらいなら大丈夫、まさか災害には」という自己判断。人間の脳には、自分自身に降りかかる危険だけを甘く見積もってしまう「正常性バイアス」という、ときに厄介な機能が備わっています(本来は、心の平穏を保つために役立っている機能)。
判断に迷ったら、自分自身の状況を、誰か大切なひとに置き換えてみてください。親や子ども、恋人や友人など。その大切な人が、あなたと同じシチュエーションに置かれたら、あなたは何と声をかけるでしょうか。
嵐が近づいてきたとき、雨量や風速についての情報は、刻一刻と変わります。そういった情報はこまめに収集しながら、自治体からの避難情報が出れば、早めに従いましょう。もし避難情報が出ていなくても、周辺の状況を目や耳で確認し、危ないかも……と思ったときには早めの避難を心がけましょう。
執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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