Vol.17

【永久保存版】天気予報のモヤモヤが一瞬でスッキリする、雨と風の早見表

天気予報で「それってつまり?」な経験ありますよね

よくテレビやラジオで見聞きする「1時間に30ミリ以上の雨が」とか「風速20メートルの風が」といった表現。補足的に、激しい・非常に激しい・何年に1回の……といった表現が使われることは多いものの、異常気象がニューノーマルになりつつある今日、天気予報には災害を警告するコトバが溢れかえっています。

気象庁や自治体から発信される警戒情報、避難情報に従うことは大前提ですが、目の前の災害を「正しく恐れる」ために、雨量や風速の目安を知っておくことは欠かせません。もし台風や大雨の予報が出たときには、この表をサッと見返して、どの程度の影響が予想されるのかシミュレーションしましょう。

永久保存版!雨と風の早見表

1時間雨量(mm)雨の強さ周囲の様子
10〜20未満やや強い雨
ザーザーと降る
地面からの跳ね返りで足元がぬれる。
道路に水たまりができる。
20〜30未満強い雨
どしゃ降り
傘をさしてもぬれる。
車のワイパーを速くしても前が見づらい。
30〜50未満激しい雨
バケツをひっくり返したように降る
道路が川のようになる。
車での高速走行時、ブレーキが効かなくなる。
50〜80未満非常に激しい雨
滝のように降り続く
傘はまったく役に立たない。
水しぶきで、あたり一面が白っぽくなる。
車の運転は危険。
80以上〜猛烈な雨
圧迫感や恐怖感がある
同上
気象庁ウェブサイトから抜粋
平均風速(m/s)風の強さ周囲の様子
10〜15未満やや強い風風に向かって歩きにくい。
傘がさせない。
15〜20未満強い風風で転倒する人もいる。
電線が鳴り、看板などが外れ始める。
高速運転中、横風に流される感覚が強まる。
20〜30未満非常に強い風何かにつかまらないと立っていられない。
屋根瓦が飛散したりプレハブ小屋が転倒する。
通常の速度で運転するのは困難。
30以上〜猛烈な風屋外での行動は極めて危険。
樹木が倒れ、トラックは横転する。
気象庁ウェブサイトから抜粋

まとめ:こまめな情報収集と冷静な判断が命を守ります

台風や大雨でいちばん危険なのは「これぐらいなら大丈夫、まさか災害には」という自己判断。人間の脳には、自分自身に降りかかる危険だけを甘く見積もってしまう「正常性バイアス」という、ときに厄介な機能が備わっています(本来は、心の平穏を保つために役立っている機能)。

判断に迷ったら、自分自身の状況を、誰か大切なひとに置き換えてみてください。親や子ども、恋人や友人など。その大切な人が、あなたと同じシチュエーションに置かれたら、あなたは何と声をかけるでしょうか。

嵐が近づいてきたとき、雨量や風速についての情報は、刻一刻と変わります。そういった情報はこまめに収集しながら、自治体からの避難情報が出れば、早めに従いましょう。もし避難情報が出ていなくても、周辺の状況を目や耳で確認し、危ないかも……と思ったときには早めの避難を心がけましょう。

執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士

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