Vol.147
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住所検索で危険度チェック!かんたんハザードマップ使いこなし術
今いる地点は安全?
その土地ではどんな災害が起こりうるのか、その被害範囲はどこまで及ぶ想定なのか、どこに逃げたらいいのか、などの情報を各自治体が地図上にまとめたものを「ハザードマップ」と呼びます。
ご自宅にはどんな災害リスク(災害で被害を受ける可能性)があるか、ご存知ですか?
インターネットで「ハザードマップ」と検索をかけると、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」というページが見つかります。これは、お住まいの地域にどんな災害のリスクがあるのか検索できるサービスです。
国土交通省:ハザードマップポータルサイト
検索完了まで20秒
STEP1:ポータルサイトにアクセス
STEP2:「重ねるハザードマップ」で住所を検索
STEP3:左上の災害ボタンを押す
重ねるハザードマップで住所検索
左上の「情報」から災害種別を指定
避難する場所を確認
かんたん操作でリスクをチェック!
「重ねるハザードマップ」は災害の被害予測範囲だけでなく、地域の避難所がどんな災害に対応しているか、災害時に通行止めの道路はどこか、などの情報をカスタマイズしながら確認できるのが特徴です。
「わがまちハザードマップ」は、市町村が作成したハザードマップをまとめたリンク集。地図から調べたりエリアを絞ったり、どの災害についてのハザードマップを見たいかを絞っていくと、それぞれの市町村が作成した詳細なハザードマップを表示することができます。
絶対チェックしてほしい3地点
ハザードマップの使い方をおぼえたら、確認すべきは次の3地点。まずは自宅。つぎに勤め先や学校、いつも使うスーパーなどの日常生活圏。そして家族など大切な人が暮らす地域です。
いざ自分の住んでいる地域に大雨などの災害が接近しても、不思議と人間は「まさか自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまうもの。離れて暮らす人からの「今その地域は危ないから避難して!」という冷静な呼びかけが命を守ることも多いのです。
「地図にない危険」にご注意
自治体の調査が追いつかず、危険箇所がハザードマップに反映されていない場合があります。未曾有の大雨で農業用ため池が決壊したり、警戒されていなかった山の斜面が崩れるなど、想定されていないリスクは警告されていないのです。このためハザードマップに危険を知らせる印がなかったとしても、油断はできません。
また一度でも過去に自然災害が起きた場所では、いずれ再び同じ現象が起きます。現在は何かしらの対策がなされているとしても、ハード面での対策には限界が。その昔、そこの土地にはどういった風景が広がっていたのかを知ると、備えのヒントになる場合が多くあります。
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避難計画はプランBまで用意
災害時の避難計画では、予定したルート通りに逃げられないことまで想定して。浸水や陥落、落石などで道路が通れなくなる場合があるからです。同様に、逃げ込む避難所も複数用意しておくことが大切です。
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まとめ:いま何ができるか
観測史上最も、何百年に一度の、といった表現をニュースで見聞きする機会が増えました。被災地からは「これまで何十年も住んでいたのに、こんな被害は初めて」という声が上がっています。わたし達の暮らしは、いまだかつてない危険と隣り合わせなのです。
紹介したオンライン上のサービス以外にも、紙のハザードマップは各自治体の窓口でも入手することができます。少しでも被害を減らすために、防ぐために。ハザードマップでの検索をきっかけに、いま何ができるか考えてみませんか。
執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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出典
国土交通省/ハザードマップポータルサイト
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