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Vol.113
帰省は実家防災のチャンス!断捨離のキーワードは「家族の安全」
まずは地元をパッと検索
ひさしぶりの帰省。積もる話に花を咲かせるついでに、もしもの備えを話題にしてみませんか。手軽なきっかけ作りには、ハザードマップがぴったり。ネットで1分程度で調べられるので(無料)、慣れ親しんだ家の周辺を検索してみて。いつもの散歩ルートや、もしものときの避難先をチェックして共有しましょう。
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実家が片付く魔法の言葉
掃除や片付けを手伝おうにも、長い年月をかけて溜め込んだ思い出の品々は、なかなか手放せないもの。そんなときは「災害があったとき、家族みんなが安心して暮らせるように」といった防災を意識した言葉を、家族みんなで共有しながら少しずつ整理をはじめてみましょう。
もう不要だから、邪魔だから。というネガティブな理由では手放せなかった物も、前向きな理由があれば、手放す勇気を持つ機会になるものです。「捨てる」ではなく「家族のための安全な居場所づくり」という意識を共有することが大切です。
チェックすべき3大ポイント
かんたんに安全を確認できる屋内のポイントは3つ。まずは、寝室の家具配置です。寝ているときに地震が起きたら、家具が倒れてきたり、寝室の出口を塞ぐような配置に置かれていないことを確認してください。土砂災害が起きることを想定し、寝る場所が山の斜面側に位置していないことも確認しましょう。
つぎに、家具や家電の固定状況をチェック。大きな箪笥や食器棚はもちろん、冷蔵庫や電子レンジ、トースターなども揺れで飛び出してくる危険性があります。しっかりと固定されていることを確認しましょう。
そして避難経路。家のどこで被災しても、閉じ込められることがないようにしましょう。落下したり倒れることで、出口までの通路を塞ぐようなものがないか確認を。
備蓄はアプリで管理
地震や台風だけでなく、線状降水帯や新型コロナウイルスなど、現代の「もしも」は多様化しています。家族の身にどんなことが起きても対応でき、難局をしのげるだけの備えを整えておきましょう。
あちこちに散らばって管理しづらい防災グッズや非常食は、スマホのアプリでまとめて管理するのがおすすめ。保管場所ごとに備蓄品をチェックしたり、食品の賞味期限が近づくとプッシュ通知で教えてくれたり。離れた場所で暮らす家族でも、遠隔で防災状況を見守ることができるアプリが「SAIBOU PARK」です。
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ソフト面でのサポートを
各自治体や自治会では、あらかじめ災害発生時の対応マニュアルを決めています。もしものとき、家族は誰を頼りにすればいいのか、どんな行動を起こせばいいのか、どうやって連絡を取り合うか。ご近所や地域との繋がりを再確認しながら、気軽にシミュレーションしてみてください。
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まとめ:家族への思いを共有して
帰省している間に実家の断捨離を終わらせるのは至難のわざ。家族を大切に思う気持ちを共有しながら、少しでも安全に暮らしてもらうための環境づくりとして片付けをスタートしてみましょう。一気に整えるのは難しくても、「今のままでは危ない」という気づきを共有することが最初の一歩になるものです。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士
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