Vol.173

車にも防災グッズを!車載用の備えが必要な理由&選び方ガイド

災害に備える防災グッズといえば「自宅用」を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、車内でも避難生活を送る可能性がある今、車載用の防災グッズも重要な備えのひとつです。本記事では、車用防災グッズが必要な理由から、選び方、季節ごとの備えまでわかりやすく解説します。

なぜ車に防災グッズが必要なのか?

災害時、車が一時的な避難場所になることは珍しくありません。たとえば、

◾️通勤・移動中に災害に遭い、その場で立ち往生する
◾️小さな子どもやペットがいて、避難所では過ごしにくい
◾️車中泊で数日過ごすことになる可能性も

こうした状況に備えるため、車内にも最低限の防災グッズを常備しておくことが大切です。

家庭用と車載用の違いとは?|防災グッズの選び方

基本的な備えは家庭用と同じですが、車内は温度変化が激しいため、アイテム選びに注意が必要です。そこで、最低限そろえておきたいアイテムをご紹介します。

最低限そろえておきたい基本アイテム

◾️飲料水(1人1日3L目安/3日分以上)
◾️食料(長期保存可能なもの)
◾️携帯トイレ
◾️救急セット

携帯トイレは災害時だけでなく、渋滞や通行止めでも活躍します。そのため、収納性の高いタイプがおすすめです。

また、以下のポイントにも注意しましょう。

車内保管で注意すべきポイント

◾️高温で劣化しやすい食品・飲料は定期チェック
◾️チョコや飴など、溶けやすいものは避ける
◾️バッテリー類は発火の恐れがあるため、ソーラー式や手回し式がおすすめ

季節で変わる!車内防災グッズの備え方

災害はいつ起きるかわかりません。以下のように、季節に合った備えをしておくことで、命を守れる可能性が高まります。

春・秋:過ごしやすいが寒暖差に注意

◾️花粉・黄砂対策のマスク
◾️薄手ブランケット、カーディガン
◾️軽量レインコート

夏:熱中症・食品劣化に注意

◾️多めの常温保存水
◾️冷却シート、ハンディ扇風機
◾️日除けサンシェード
◾️冷感スカーフ、濡らして使えるタオル

※サンシェードはプライバシー確保にも有効です。

冬:寒さ&積雪対策が必須

◾️毛布・アルミブランケット
◾️使い捨てカイロ
◾️スノーブラシ、タイヤチェーン、スコップ
◾️断熱シートや防寒着

季節の変わり目には「防災グッズの衣替え」を習慣にすると安心ですね!

車に積んでおきたい!マストな防災グッズ3選

車ならではの状況に対応するため、以下のアイテムはぜひ常備を!

緊急脱出用ハンマー
 水没時など、窓を割って脱出するために必要です。
軍手
 車のチェックやガラス片の処理に便利。ケガ防止にも。
③毛布またはブランケット
 防寒以外に、タイヤがスタックした時の応急処置にも使えます。
 →アルミ製の軽量タイプなら省スペースで便利です。

ハイブリッドシート 三和製作所 380円(税込)

まとめ|車にも備えを。いつもの備蓄にプラスしよう

災害は予測できません。特に車での移動中は、すぐに避難所へ行けないケースも考えられます。自宅用の備えに加えて、車内にも最低限の防災グッズがあると安心です。

さらに、季節に応じた見直しをすることで、より実用的で安心できる備えになります。家族や自分の命を守るために、今こそ「車の中の備え」を見直してみませんか?

執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
監修:SAIBOU PARK/防災士

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