Vol.18

料理中に地震が発生!正解の行動は、まず身を守ること!

キッチンでの時間、増えていませんか?

もしも料理中に地震がきたら……? お弁当の用意に始まり、朝ごはん、ランチ、ティータイム、夜ごはん作り。家にいる時間のうち、キッチンに立っている時間は意外と長いもの。さらに新しい生活様式で、1日のうちキッチンに立つ時間が増えたという方も少なくないのでは。

東京消防庁の発表によると、初めての緊急事態宣言が出された令和2年4〜5月の住宅火災件数は、過去5年の平均と比べて8%も増。なかでもガスコンロの火災は、なんと30%近くも増えたそうです。ステイホーム期間中に自宅で調理する機会が増えたことが要因とされています。

まずはとにかく身を守る!

調理中に激しい揺れに襲われた時の正しい行動は、とにかく身を守ること! 「地震がきたらまず火を消す」というのは、ひと昔前のハナシ。たとえばガスメーターは、震度5以上の揺れが起きると自動でガスの供給を停止します。同じく暖房器具も、揺れを感知すると自動的に火が消えるものが増えています(ご自宅の器具が感震式か、改めて確認しましょう)。

大きく揺れる中で火の元に近寄ると、高温になった暖房器具や調理器具、料理途中の油・食材で大やけどを負ってしまうことも。火を消すことよりも、ヒーターやコンロから遠ざかることを優先しましょう。落下物や飛来物から、頭など身体を守ることが最優先です。スイッチを消したり元栓を閉めるのは、揺れが収まってからで構いません。

まとめ:火の始末より、身を守ることを優先して

もしも目の前で小さな火の手が上がっても、できるかぎり冷静に、家庭用消火器で対応しましょう。炎が燃え広がる前の消火活動を「初期消火」と呼び、一般的には天井に火がまわるまでの間であれば、初期消火が可能とされています。東京消防庁のデータによると、消火器などを使った初期消火の成功率はじつに70%以上。火が小さなうちに対処できれば、火災は防げるのです。もしまだ自宅に消火器がないという方は、これを機会に備えましょう。

+maffs +住宅用消火器

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執筆・監修:D.Sata/SAIBOU PARK/防災士

出典

東京消防庁/緊急事態宣言前後における火災の推移 

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/pdf/020731.pdf

東京消防庁/火災予防審議会地震対策部会答申書(第19期)

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-bousaika/kabousin/19k/jishintaisaku_4-2.pdf

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