Vol.154
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じつは危険度No.1!命をまもる、キッチンの防災術
地震発生時のキッチンは危険だらけ
阪神淡路大震災や東日本大震災では、たくさんの方が自宅で激しい揺れに襲われました。そのとき、炊飯器や鋳物ホーロー鍋が軽々と何メートルも飛び交うのを、多くの被災者が経験・目撃したそうです。いつも使っている菜箸が飛んできて、体に刺さったなんて恐ろしい話も。
軽いものでも耐震対策はマスト!
冷蔵庫や食器棚は、しっかりと壁などに固定しましょう。炊飯器やミキサーなど小型の家電であっても、かならず滑り止めなどの対策を行いましょう。軽めのトースターでも、勢いよく飛んでくれば危険そのもの。
わが家でも、100円ショップに売っていた厚手の耐震ジェルシールをトースターなどの足に貼り付けています。陽当たりがいい場所ということもあってか、数年経つと溶けだしてユルくなってしまうので、数年おきのチェックと交換は欠かせません。
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まとめ:今すぐに備えの行動を!
うっかり油断しがちなのが、吊るした菜箸やピーラー、置きっぱなしのお鍋類。洗ったあと、乾くまで……といった理由もあって、表に置いたままになっている調理器具はありませんか。大きな揺れが襲ってきたとき、重い家電が吹き飛ぶほどの衝撃を受ければ、もちろん調理器具も猛スピードで飛んできます。
いま一度、キッチンを見直してみませんか。重い鍋類は表に置かず、できるだけ低い位置に収納しましょう。すこしでも高さのある場所にあるものは「すべて落ちる」ことを前提に、割れ物がないか(ガラス等の破片が避難経路を遮断します)、落ちない対策が徹底されているかをチェック。そして食器・調理器具はすべて、扉付きの棚や引き出しに収納し、耐震ロックを取り付けておきましょう。
巨大地震は必ずやってきます。その日は、今日かもしれません。大切な命と暮らしを守るために、今だからできることがあります。すぐに行動を起こしてもらえたら幸いです。
執筆:SAIBOU PARK MAGAZINE編集部
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